夏休みの自由研究と並んで、毎年頭を悩ませる「自由工作」。
図鑑を広げて「これ作りたい!」と目を輝かせる子どもを見て、簡単にできそうだと油断してしまうのが親の常でしょう。
しかし、実際にいろいろな工作に挑戦して分かったことがあります。
「図鑑の完成写真と、わが家の完成品は、別の宇宙の出来事である」ということです。
今回は、わが家が実際に挑戦した8つの自由工作について、簡単なものから少し手強い高学年向けまで、難易度順にご紹介します!
実験編では「数値化」なんて言いましたが、工作となると話は別です(笑)
むしろ親の忍耐力の方が試されたかもしれません。
自由研究の実験系はこちらにまとめてあります。
工作選びの落とし穴とコツ
工作は大きく分けると2つのタイプに分かれます。
- 画力やセンスが必要なタイプ
- 仕組みが分かれば完成するタイプ
例えば今回紹介した中では回転パラパラまんがや野菜スタンプはセンス型。
潜望鏡・糸電話・手の筋肉模型などは仕組み型です。
センス型は、うまくいけばとても面白い作品になりますが、絵の描き方やデザインの力が必要なため、子どもによって完成度に差が出やすいでしょう。
一方で仕組み型の工作は、「仕組みが理解できれば完成する」ため、多少見た目が荒くても、動いたり仕組みが説明できれば立派な自由工作として成立します。
また、もう一つ意外な落とし穴があります。
それは難易度と満足度はあまり関係ないということです。
今回の工作で一番難しかったのは回り続けるコマですが、一番盛り上がって満足度が高かったのは野菜スタンプです。
子どもの年齢や興味に合った工作を選ぶことが、自由工作を成功させる一番のポイントだと感じました。
図鑑NEOを参考に挑戦した自由工作8選
まずは簡単なものから、少し手強い高学年向けまで、難易度順にご紹介します。
親から見た完成度と子供の満足度も表にしたので、参考にしてください。
| 工作 | 対象学年 | 難易度 | 親からみた完成度 | 子どもの満足度 |
|---|---|---|---|---|
| 野菜スタンプ | 幼児~2年生 | ★ | ★★ | ★★★★★ |
| 糸電話 | 1年生~2年生 | ★★ | ★ | ★★ |
| 潜望鏡 | 3年生~4年生 | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 手の筋肉模型 | 3年生~4年生 | ★★★ | ★★ | ★★★★ |
| 声コプター | 3年生~4年生 | ★★★ | ★ | ★★★ |
| 一本弦ギター | 5年生~6年生 | ★★★ | ★★★ | ★★ |
| 回転パラパラまんが | 5年生~6年生 | ★★★★★ | ★★ | ★★ |
| 回り続けるコマ | 6年生~中学生 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
【初級】低学年でも楽しめる!すぐできる工作

野菜スタンプ(番外編:料理のついでにできる即席工作)
野菜の切れ端に絵の具をつけてスタンプする、小学生でも楽しめる自由工作です。
これは図鑑に載っていたわけではないのですが、夕飯の準備中に余った野菜の切れ端を使って、即席でやっていました。
野菜の断面が可愛いスタンプになる様子に、娘は大はしゃぎ。
図鑑の難しい実験の合間にやった「息抜き工作」でしたが、実はこれが一番盛り上がったかもしれません(笑)。
「工作」として提出するには、スタンプした後に布用インクを使ってトートバッグにするなど「何かの作品」に仕上げるひと工夫が必要だと思います。
「野菜の断面の形を比べる」など、テーマを決めて観察すれば、低学年なら自由研究にもできるでしょう。
声がひびく糸電話(伝わり方の実験)
2つの紙コップの間に針金や糸をピンと張って声を届ける工作です。
科学の検証というより、物理的な力加減が一番の壁でした。
うまく聞こえるようにするには、次の条件が大事でした。
- 子どもにはじっとしてもらって親が糸をピンと張る
- 静かな場所でやる
- なるべく小さな声で話す
中級編(中学年〜:少し工夫が必要・達成感あり)

牛乳パックのせんぼう鏡(光の反射の実験)
100円ショップのミラーシートと牛乳パックで潜望鏡を工作しました。
強いて問題を挙げるなら、ミラーシートの部分が壊れやすいことです。
小学生が使えば大丈夫だと思いますが、4歳の娘が面白がって寝転がったりしながら使って壊しました。
しっかり使うならミラー部分を厚紙で補強したり、テープでしっかり固定したりするのがおすすめです。
手の筋肉とけんの模型(手が動く仕組み)
クリアファイルやストローで指の動きを再現する工作です。
見た目がミイラのような状態になっても「動けば成功」と割り切る勇気が必要でした。
作ってみて感じたポイントは
- ストローの固定をしっかりする
- セロテープを端まできっちり貼る
- 動きを確認してから固定する
この3つです。
最終的にセロハンテープの塊にはなりましたが…
見た目がワイルドでもヒモを引けば指が動き、「筋肉の仕組み」が理解できる模型ができあがれば、立派な自由研究といえるでしょう。
声で回る「声コプター」(振動の実験)
紙コップにつけたプロペラを声の振動で回す工作です。
微調整の繰り返しが必要な、忍耐力を試される工作でした。
試して分かったポイントは
- つまようじの接し方を調整する
- それなりの大声を出す
- 回るまで試す忍耐力
このあたりでした。
上級編(高学年〜中学生:難しい・考えさせる)

一本弦ギター(弦楽器の仕組み)
ゴムを弦にした手作りギターの工作です。
楽器として楽しむというより、「音が出る仕組みを体験する工作」という印象でした。
輪ゴムの
- 太さを変える
- 張り方を変える
- 弾く強さを変える
ことで、そのまま中学1年生の理科の教科書に出てくるような自由研究になります。
中1理科の『音の性質』で習う内容を先取りできるので、高学年にもおすすめです
回転パラパラまんが(アニメの仕組み)
少しずつ変えた絵をトイレットペーパーの芯に貼って動きを作る工作です。
息子が小学生のときに1回目、娘が4歳のときに2回目を作りましたが、どちらも失敗でした。
「描画センス」と「工作精度」の両方が求められるラスボスです。
実際にやってみて分かったのは
- 最初にお手本の動きを決める
- 1枚ずつ少しだけ変える
- 紙をしっかり揃えて貼る
この3つが大事ということでした。
特に低学年だと動きを少しずつ変えるのが難しいので、親が最初の数枚を描いてあげると成功しやすいと思います。
回り続けるコマ(中1が作って分かった落とし穴)
電磁誘導などの仕組みで回り続けるハイテクコマの工作。
中学生レベルになると、ただ作るだけでなく「なぜ回り続けるか」の理論的な解説が必須です。
「仕組み」と「見た目」が完璧でも、「学校まで壊れずに持って行けるか」。これ、実は一番大事なポイントかもしれません。
繊細な部品があると分かっていたのだから、複数の予備を持って行って備えればよかったです。
まとめ
図鑑NEOを参考にした自由工作を8種類試してみて感じたのは、「作れる工作」と「成功する工作」は違うということでした。
見た目が立派でも壊れやすかったり、簡単な工作でも子どもが夢中になったりします。
自由工作を選ぶときは
- 年齢に合っているか
- 持ち運びできるか
- 子どもが楽しめるか
この3つを意識するだけで、成功率がかなり上がると思います。
自由研究には「実験系」と「工作系」があります。
実験系はこちらの記事でまとめています。


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