子供が「足が痛い」というので見てみたら、左足の人差し指の付け根から側面、中指の側面、薬指の側面の皮がむけていました。
1枚だけでなく、ミルフィーユのように皮膚が何枚も。
左足の人差し指は4枚くらいむけて、ひび割れて血がにじんでいます。慌てて綺麗に洗い、湿式バンドエイドをつけてみました。
病院に行こうと思ったのですが、休前日だったので、子供の足の皮はなんでむけるのかを調べてみました。
そして、数日待って病院に連れて行ったら、私の予想とは違う結果でした。
子供の足の皮がむける原因
私はスイミングに通い始めたから塩素で剥けたのかと思っていたのですが。子供でも水虫になるのですね!それ以外にも汗疱とか原因は色々あるみたいです。
初めからキツイのは書きにくいので、当たり障りのないところから…。
靴擦れ
大人でもなる、靴擦れ。足の形や合わない固い靴、歩き方が原因です。
水ぶくれや出血によって痛みを伴いますが、できるのは靴に触れる部分のみです。
塩素かぶれ
私が真っ先に疑ったのが塩素かぶれです。
おりしも夏を目前にスイミングに通い始めたばかり。消毒目的の塩素でアレルギーを起こすと皮がむけることがあります。
調べてみたら鼻づまりやくしゃみ、咳などの内部的な塩素アレルギーもあるようですね。塩素かぶれの症状としては皮膚の赤み、発疹、水膨れ、ただれなんかもあるようです。
スイミングクラブではプールから上がったらシャワーで流しているはずです。お風呂でもしっかり洗っているし、こってり目のクリーム、ニベアで保湿もして対策はしていますが…。
汗疱(かんぽう)
私は聞いたことが無かったのですが、汗疱状湿疹と呼ばれる湿疹があるようです。赤いプツプツもできるようです。かゆみも感じるみたいです。
靴の中が蒸れると起きやすいため、汗をかきやすい多汗症の人や代謝がいい子供がなりやすいと言えます。金属アレルギーやアトピー性皮膚炎でもなりやすいらしいです。
こちらも保湿すると良くなるらしいのですが、ニベアを塗って靴下を履かせても一向に良くなりません。
汗疱は原因不明な事も多くて自然には直しにくく、皮膚科にかかる必要があるようです。
乾燥
乾燥する冬は大人でも足の皮がパリパリすることがあります。
子供は足のバリア機能もまだ未熟です。乾燥して肌の水分量が足りなくなったところで激しく動くと、新陳代謝が部分的に早く進んで皮がむけることがあるようです。
冬にカサカサ肌に起きやすく、保湿すれば改善するはずです。
水虫
子供でも水虫になるらしいですね。中年の男性がなるイメージだったのでびっくりです。
汗疱と見た目やかゆみが一緒だけれど、皮膚を顕微鏡で見ることで診断できるとか。
足の裏全体や手もむけてくることもあるようです。ただ、趾間(しかん)型と呼ばれて足の指の間にできやすい種類もあるみたい。
子供だと一旦水虫と診断されても汗疱と再診断されることもあるようです。
病院へ行ってきました
塩素かぶれならプールを控えなきゃいけないし、汗疱なら自然治癒が難しい、水虫なら大急ぎで治さなければ。
ということで、小児科へ行ってきました。
どうやら水虫ではなかったようです!
蒸れてできた汗疱でした!
水虫ではないんですか?と聞いてみたら「水虫は足の指のマタ部分にできるから、指の側面にできている皮むけは違う」とのことでした。
塩素かぶれでもなく、プールも気にせず入ってよいとお墨付きをもらいました。
汗疱の対策と予防
治すには軟膏を塗る
処方された塗り薬は「リンデロンーVG」という、ちょっとかゆみが出たりした時に良く処方してもらっているのと同じ軟膏でした。朝晩、一日2回塗ります。
リンデロンVGについて調べてみて初めて知ったのですが、ステロイドなのですね。ステロイドってやめられなくなったり、副作用とかがちょっと心配です。
比較的強い抗炎症作用と免疫抑制作用があるリンデロンVGは3群「強力」に分類されるらしいし。とはいっても、皮膚の炎症を効果的にしずめて、医師の指示どおりに短期間の使用なら副作用は無いようです。
小児科で出ているし、今まで知らずに塗っていて影響なかったし、大丈夫なのでしょう。
塗り込まずに薄くなじませるのがポイントのようです。お薬を塗ると1~2週間で完治しますが、塗るのを辞めるとまた皮がむけてきてしまい、一進一退を繰り返す夏でした。
再度ならないように予防する
汗疱は原因がハッキリしていないようです。
界面活性剤やシリコンが原因の一つと言われるようですが、足に洗剤やシャンプー、リンスをかけたりはしていません。歯の治療の際に使われる銀歯のアレルギーも関係あるようですが、銀歯はないし。
そこで、蒸れないことに重点をおいて対策します。
靴の蒸れ防止のために、2足の靴を交互に履かせています。衛生面から見ても、靴を長持ちさせるという点から見ても、良い方法だと思います。
5本指靴下を履かせると指の間の蒸れが軽減されて菌の繁殖が防げるようです…が、うちの子供は自分が気に入った靴下しか履かないのでこれは実行できませんでした。
最近私の真似や保湿のためと家で靴下を履いていることが多かったのですが、家では裸足で過ごしてもらいました。
翌年の汗疱は靴を変えたら少し改善
この章は追加して書いています。実は、このブログを書いた次の年も、同じように足の皮がむけてきました。
今年は気を付けていたので早く小児科にかかれて血が出るほどは悪化しませんでしたが、本当にこの塗り薬でいいのか、念のため皮膚科にも行ってみました。
皮膚科のお医者さんの診断も、水虫などではなく汗で蒸れただけとのことでした。そこまで酷くないので、お薬は特に塗らなくていいとのこと。
靴が蒸れるとのことだったので、メッシュ生地の靴を購入したところ、汗疱が改善してほとんど足の皮がむけなくなりました!私が買ったのは全面が全部メッシュ生地になっているこんな感じの靴です。
皮がほとんどむけなくなったのは良かったのですが、スリッポンタイプなので運動会の練習時に脱げてしまうようで…先生に注意されたとのこと。マジックテープ式のこういうメッシュ靴に買い替えようか迷い中です。
まとめ
子供の足の皮が剥ける原因は靴擦れ・塩素かぶれ・汗疱(かんぽう)・乾燥・水虫など色々あるようです。
子供がとてもなりやすいのは汗疱らしく、病院で処方されるステロイド薬ですぐに治るようです。ただ、塗り始めて一週間で完治するものの、すぐにまた皮が剥けてくるので夏の間はお薬を手放せませんでした。
予防が大切なようですが、原因は色々あるけれど不明なところも多く、予防として知られている靴を2足交互に履くなどの蒸れの対策はそれほど効果を発揮しませんでした。
最も効果があったのは、靴をメッシュ靴に買い替えたことです。ほとんど足の皮が剥けなくなったので、お子さんの足の皮が剥けて困っている場合は、通気性がとっても良い靴に買い替えるのがおすすめです。
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