購入したハエジゴクが1週間でダメになって1ヶ月、今度はウツボカズラを買いました。
虫が心配なためウツボカズラはハイドロカルチャーを試しました。
ハイドロカルチャーとは、「土」を使わない水栽培のことです。
虫がわくこともなく、無事に越冬して、ほぼ1年経つ今も生きています。
ウツボカズラ購入時の様子
前回の失敗をもとに、今度は花屋さんに入荷してすぐに購入です。ハエジゴク失敗時のブログ⇒
どのウツボカズラも青々としていて、土の表面は湿っています。ツボの数は個体差があるようで、1個~5個。
花屋さんに前回買ったハエジゴクが一度も閉じずにダメになったことを相談し、最も長生きしそうな子を見繕ってもらいます。
単にツボが沢山あれば良いというわけでもないようです。これからツボができそうな小さな葉が真ん中から出ていて、今まさに育ち中のツボもあるウツボカズラを選んでもらいました。
ウツボカズラの育て方
ウツボカズラには育て方がついていて「肥料不要 虫なしで大丈夫です」とわざわざ書いてありました。
春~秋はシッカリと日に当て、お水はタップリ。夏が成長期のようです。
寒いのが苦手だから冬は室内。冬は土の表面が乾き始めてからの水やりで大丈夫とのこと。
光が弱い、温度が低い、湿度が低いとツボがなかなかつかないとのことでした。
つまり、水をたっぷりあげておくだけの、簡単な育て方です。
ウツボカズラをハイドロカルチャーで育てる
私は虫が嫌いなので、土の部分に虫がわかないように、購入後すぐに植え替えることにしました。
ウツボカズラは水コケという土の代わりの素材と相性が良いらしいのですが…見るからに虫がわきそうで心配です。
なので、私が選んだのは、ジェルポリマーやゼオライトといった今どきの素材を土の代わりに使う水栽培、ハイドロカルチャーです。
まずは100均のジェルポリマー(1年前はジェルボールという名前だった気がします…)に植え変えました。
ウツボカズラはジェルポリマーでも元気に育っていましたが…幼稚園児のいる家庭でジェルポリマー良くなかったかもしれません。
遊びに来たお友達がジェルポリマーに興味を示して出すこと出すこと。お母さまが叱っても、こっそりまた取り出してる。
足元に落ちてるのに気づかずに踏んじゃったこともあり、ジェルポリマーはやめて100均のカラーゼオライトに植え替えました。
ハイドロカルチャーだけど植木鉢を選ぶ
ハイドロカルチャーは本来、水の抜けない容器を選びます。
基本的には重みがあって倒れず、見た目が美しく、水量が見える透明なガラスの器です。ガラスだと見た目が涼しげで、これぞハイドロカルチャーって感じ。
でも、私は万一にも虫がわかないようにしたい。水が腐って虫が…なんて、絶対にイヤなのです。
なので、完全に水を抜けるように植木鉢を選びました。
100均で3個100円の小さな植木鉢を買いました。
ジェルポリマーに植え替え
植物用のジェルポリマーも100均で買ってきました。ジェルポリマーは丸くてぷるぷるした物体です。栄養成分も入っているとか。
幼稚園児の息子は初めて見るジェルポリマーに魅入られました。
なので、絶対に口に入れないことを約束させて、台所で器に出し、しばらく好きに遊ばせました。
息子が満足したら、植え替えです。
- ウツボカズラさんの土を取り除いてきれいに洗う
- 植木鉢に少しジェルポリマーを入れる
- ウツボカズラさんを入れて左手で固定
- 右手でジェルポリマーを入れられるだけ敷き詰める
あっという間にウツボカズラさんの植え替え終了です。
植木鉢を使ったので、水の受け皿として適当なプラスチックの容器(あんみつが入ってた容器です)を使いました。
植え替えたからといって枯れたり元気が無くなるなんてことはなく、2ヶ月ばかりジェルポリマーに植わっていました。
水をあげてもジェルポリマーのつやが無くなって来たこともあり、ジェルポリマーの交換ではなく別の素材に移し替えることにしました。
※ジェルポリマーは別容器に入れ替えてたっぷりの水に漬け込むことで元に戻り、本当は6カ月つ買えたらしいです。
ゼオライトに植え替え
白色のカラーゼオライトを100均で買ってきて、植え替えです。
- ウツボカズラさんを左手で押さえて植木鉢をひっくり返す
- ジェルポリマーが全て転げ出る
- 一旦ウツボカズラさんを横に置く
- 植木鉢の下の方にカラーゼオライトを敷き詰める
- ウツボカズラさんを入れて左手で固定
- 右手でカラーゼオライトを入れられるだけ敷き詰める
ジェルポリマーは土よりも取り除きやすく、植え替えが楽ちんでした。
植木鉢の下の方にコケらしきものがついていたため、植木鉢も新しくしています。
ジェルポリマーで育てていた時と同じく、カラーゼオライトに植え替えてもウツボカズラさんは元気なままです。
冬になるとつぼの数が徐々に減りましたが、それでも常時1個、入れ替わりで出来ていました。
夏場はつぼがグングン大きくなりますが、冬場は1~2週間くらいかけて徐々にゆっくり大きくなっていました。
虫を捕らずとも役立つ夏場のウツボカズラ
ウツボカズラは食虫植物ですが、あまり虫をとらないタイプだと花屋さんから買うときに言われました。
確かに、ハエジゴクみたいにパクッて葉が動くわけでもなく、モウセンゴケのように来たら確実にくっつくわけでもないです。
でも、意外にも夏場の虫対策として役に立ちました。
ウツボカズラがしたこと、それは「むしをおびき寄せる」ことです。
うちでは夏場は何回か、小さなコバエ?が入ってきます。
一旦入ってくると周りを飛び回り、PCを触っていてもご飯を食べていても、ものすごく気になります。
ところが、ウツボカズラさんを買ってからというもの。あ、小さい虫が入ってきた…と思ったのに、ほとんど姿を見ないのです。
数日たつと、ウツボカズラさんの近くで死んでいる虫を発見することになります。
家に入ってきた虫は、ウツボカズラさんに引き寄せられて近くに居続け、死んでいくと。意外な役立ち方でした。
1年弱経った現在のウツボカズラ
越冬して油断していたのでしょうか。現在のウツボカズラさんのつぼ数は…買ってきて初めてゼロ!になりました。
この間息子がウツボカズラさんの鉢をひっくり返して、適当にカラーゼオライトに植え替えたのがいけなかったのでしょうか。
みるみるうちに、つぼが枯れてしまいました。
現在、つぼが作りやすいよう、栄養もとれるジェルボールを買ってきて再び植え替えなおしています。
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