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幼稚園の鞄のお片付は3歳児でもできる

ゆるいしつけ

学生の時に、「脱いだ洋服を片づけるのは母親の役目。俺が脱いだ服を置いておくのは、母親の仕事を作ってやってるんだよ」とかいう知り合いが居ました。

忘れられない台詞です。

ハァ!?何馬鹿なこと言ってるの?って思いました。

どうやらお母様は片づけてあげてるらしかったのです。

かいがいしくお世話をするとダメな男に育つんだということが、私の頭に刻み込まれた瞬間でした。

いつから自分でお片付けできるのか

息子は三歳児クラスに通い始めた3ヶ月後から、自分で幼稚園鞄を片づけています。

幼稚園からのおしらせに、「自分のことは自分でやらせましょう」的なことが書いてあったからです。

初めの頃はまだ早いんじゃないかな?と思いましたが、出来たので早いということもなかったのでしょう。

今思えば満三歳児クラスと年少さんは同じプリントを使っていたので、年少さん向けの言葉だったのかもしれません。今年も同じような内容のプリントを貰いました。

年少さんも幼稚園に通い始めてもうすぐ3ヶ月。そろそろ自分で鞄の片付けが出来る頃ですね。うちの息子に自分で鞄を片づけるよう促した時のことを書いていこうと思います。

置き場所を確保

我が家では、幼稚園に通うようになったときに、玄関入ってすぐのお部屋の入口にカラーボックスを用意しました。

本当は玄関に置きたかったのですが通路が狭くなっちゃうので…玄関に置けるなら玄関の方がいいかも。

「今日から、ここが鞄さんとお帽子さんのお部屋だよ」と教えました。

カワイイ洗濯ネットを準備

自分でやらせる時に、息子の幼稚園グッズ専用の洗濯ネットを100均で買いました。息子は自分だけのカワイイネットが手に入って大喜び。

「これにコップ袋とかお箸袋とかを入れようね」っていうと、喜んで入れてくれました。

中身を取り出さずに。中身は出そうねというと、一緒に頑張って出しました。

場合によっては上手くいかず、コップ袋から『コップでない!』とか怒っちゃうこともありましたが、そんな時は私がやってあげました。

でも、基本的には自分だけのかわいい洗濯ネットが嬉しいみたいで、すんなりやっていました。

幼稚園鞄の中身が空になったら、鞄さんと帽子さんのおうちに運んであげていました。「鞄さんと帽子さんがお家に帰してくれてありがとうだって」というと、息子はニッコリ。

何日か続けると、自分で上手にネットにつめていくようになりました。幼稚園で自分でやるように教えられているから、予想以上にうまくさばけるみたい。

そんなにうまくはいかない

なーんだ、意外と簡単に自分で鞄を片づけるようになるのね。なんて思っていたのは、甘かったようです。自分のネットを手に入れた喜びも薄れ、鞄さんと帽子さんのお世話に飽きたようでした。

家に帰ったらすぐに遊びたい。それが3歳児。

2週間もしないうちに、息子は『あとでやる』と言って、お片付けをしなくなってきました。

やっぱりまだ早かったのかな?と、パパッと片づけたい衝動に駆られます。でも、グッと我慢して、手を付けずに置いておきました。

声掛けは小まめにしていました。

おやつの後にも「お鞄さんは?」と聞くと『あとでやる!』と。

夜になったら

夜、息子は『ひとりはさみしい』『くらいのこわいー』とかよく言います。

そんな息子が、お風呂に入る前に玄関に置いてある鞄を見つけました。『あ。』というので、すかさず「鞄さんが、寂しい。お家に帰りたいって言ってるよ。」と声かけ。

すると『かばんさん、ごめんね!』と言って、すぐにお片付けをしました。

翌日は家に帰ってすぐに「鞄さん、お家に帰してあげよう?」と聞くと『おやつの後で』と言いました。そして、ちゃんとおやつの後に片づけていました。

片づけると言ってやらなかったら

片づけも日によってばらつきが出ます。

自分で「いますぐやる!」と言って、やらない日があった時にはこんな風に対処しました。

癇癪の流れ

幼稚園から帰ってきてすぐ。

その日は玄関で自分から「お鞄すぐやる!」と言いました。

言ったまでは良いのですが、疲れているのか眠いのか。いきなり玄関に座り込んで「ぐうぐう」と寝たふりしだしました。

『すぐやるんじゃなかったの?』と聞くと、「ぼく眠いの。おかあさんやって」え?今言ったばっかりなのに?というか、眠くてやりたくないなら、なぜすぐやるって言った。

『一緒にやろうか?』と言っても「おかあさんが一人でやりなさい!」えぇぇ。なんで?

『お昼寝してから後でやろう?』と提案すると「いまがいいの!」じゃあやってください。って思うも、座り込んだまま。

『だい君がお鞄さんやったら、おかあさんがお着替えやってあげる』と交換条件を出しても「ぐうぐう」と寝たふり。

玄関は暑いし、ちょっとゆさぶりをかけます。

『おかあさん、暑いからリビング行こうかな』すると、飛び起きて「おかあさんやってって言ったでしょ!」と叫びました。

てっきり、「やる!いっしょにやる!」って言うと思ったのに。

癇癪には付き合わない

もしも癇癪を起した時にいうことを聞いてあげたら、わめいて暴れればわがままが通ると思っちゃいますよね。だから、私は息子が叫んだら絶対に言うことを聞かないことに決めています。

『おかあさん、大きな声好きじゃないなぁ。お鞄さん終わったら、リビングに来てね』と言ってリビングへ。玄関からはわめく声が聞こえてきます。

リビングと玄関の間のドアは透明のプラスチックが入っているので、姿が見えます。更に奥の部屋に行きました。ボリュームはちょっと小さくなったものの、まだ泣き叫ぶ声が聞こえてきます。

1分位で声が小さくなりました。リビングに戻ると、リビングのドアの前で「おかあさん、ごめんなさい」

本気で泣いています。どうやら癇癪はどこかへ行ったようです。

ティッシュで涙と鼻水を拭いて抱きしめた後に、手をつないで一緒に玄関へ。「おかあさん、一緒にいて」というのでそばに座って手伝いました。

「おかあさん、ごめんなさい」再びいうので、『なにが?』と聞いてみると。

「おおきな声出しちゃってごめんなさい。」そ、そっちですか。私は、一度やるって言ったのにやらなかったことを謝っていたのかと思っていました。うーん、でも、私が行動に出たのは癇癪を起したからだから、それはそれでいいのかな?

終わった後に、自分でやるって言ったならちゃんとやって欲しいな。とも伝えておきました

自分で出来るはず

幼稚園では、自分の持ち物の出し入れは自分でやっています。

家でやらないのは、自分がやる事だと理解していないから。

毎日お母さんがお片付けしていたら、鞄を持って帰ってきたらいつの間にか仕舞われて、いつの間にか中身が変わってるものだと思い込んでしまいますよね。

何度か あとでやる→夜に鞄発見 を繰り返して、徐々にやらないことが減っていきました。

その時々で、鞄さんが暗くて怖いってとか、だいくんに片づけてほしいってとか、思いついたことを言っていました。

最近のお片付け状況

「一緒にいて!」といわれるので、すぐそばで見ています。

息子が自分で袋をネットに入れ、鞄や帽子などをカラーボックスに片づけます。私は制服をかけて、コップなどを受け取るだけです。

最近は、バスから家までの間に「お鞄かえったらすぐやるよ!」とか「今日はおやつのあとで!」とか自分で決めて、決めた時間に片付けをするようになりました。

まだ3歳なのでこのまま習慣付くかはわかりませんが、今のところ自主的にやる時間を決めて、自分で鞄や帽子などのお片付けをしています。

朝の準備も自分でするようになりました⇒年少の息子がたった一言で自主的に朝のお支度をするようになった

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