半年くらい前から、息子にタイピングをさせてみています。
PCをていねいに扱っているし、少しずつタイピングできるようになってきました。
アルファベットを読めるようになり、ローマ字が分かるようになり、プログラミングの準備にもなると思います。
プログラマーと情報系専門学校の講師をした経験のある私が、息子にはじめたPCの先取り教育について書きます。
息子がタイピングに興味をもったきっかけ
息子がタイピングに興味をもったきっかけは、私がPCを使うところを見たことです。
普段は子どもたちの前ではPCを使わないのですが、コロナ休校中は気にせず使いました。
- 100マス計算の時間のエクセル棒グラフ
- ハイレベ算数の間違った問題をまとめたワード
これらを見てパソコンに興味を持ったようで「僕もパソコンで作る!」と言い出したのです。
スクラッチなどのプログラミングと迷ったのですが、より実用的で英語にも通じるタイピングを教えることにしました。
タイピングはローマ字入力
息子はキーボードにひらがなが書いてあるのを見て日本語入力をしたがりました。
「ひらがななら、1回打つだけでいいでしょ!早いでしょ!」確かに、最もです。
ですが、私はローマ字入力をすすめました。
かな入力ではなくローマ字入力な理由
納得しないとテコでも動かない息子に説明したローマ字入力の理由は4つです。
- 覚えるキーの数が少ない
- URLを打つ時などローマ字が必要
- プログラミングや関数にアルファベットが必要
- 9割以上の人がローマ字入力をしている
ローマ字入力なら最小で「aiueokstnhmyrwgzdbpl-,.」の23のキーを覚えるだけで文字が打てます。一方、かな入力だと2倍以上となる48のキーを覚えなくてはいけません。
また、URLやメールアドレスなどを打つ時は基本的にはローマ字になります。日本語のURLも導入されましたが、ローマ字の方がだんぜん多いです。
今どきのスクラッチなどはともかく、Javaなど仕事で使う言語、効率化したいときのVBAなどのプログラミングにはアルファベットを使います。
プログラミングまでいかなくても、エクセルの関数を使うにもアルファベットが必要です。
よって、かな入力を覚えてもアルファベットの位置は別に覚える必要がでてきます。
だから9割以上の人はローマ字入力をしているし、みんながやっている方法をやっておこう。ともっていきました。
ついでに子どもに教える親の立場からは
- 英語の先取りとしてアルファベットとローマ字を教えられる
- ローマ字入力を使うらしい小学校のプログラミングの先取り
- かな入力からローマ字入力へ変えさせるのは大変
という考えもあったりします。
ローマ字に取り組む
息子のお気に入りの「ABCのでんしゃじてん」を使ってローマ字に取り組みました。
前に紹介した「あいうえおでんしゃじてん」のアルファベット版です。⇒もじの絵本でひらがなブームがやってきた
ローマ字を説明しようとしたのですが、いつもながら、私の説明は聞き流されました…。
息子は本を見ながら自分で覚えるそうです。
ワードで文章を書く時には横に「ABCのでんしゃじてん」を置いて、たまにめくって調べています。
手元を見ないタッチタイピング
初めから手元を見ないタッチタイピングの練習をさせています。
手元を見て打つ癖がついてしまうと、直すのが大変です。
専門学校講師をしていた時、すごく大変な思いをして直そうと頑張る人たちを見てきました。
ただ、タイピング練習ばかりだと飽きてしまいます。
なので、本人がやりたがるワードでの文章作りはなるべく手元を見ないようにと言って、PCをつけたら必ずタイピングソフトをすることにしています。
ひよこでも出来るタイピング練習講座
たくさんの子ども向けタイピングソフトがありますが、子どもが楽しそうだからと適当なタイピングゲームをやらせると、手元を見るくせがつきかねません。
タッチタイピングを覚えさせるために、タイピングソフトを選ぶ時はこの2つが重要です。
- どの指で打つか表示される
- 右手・左手の段ごとの練習ができる
子供向けでは富士通の「FMVキッズ ・ めざせ!タイピングマスター」とかが有名でしょうか。
私は「ひよこでも出来るタイピング練習講座」を選びました。
理由は、上の2点を満たしているのはもちろん、いずれ自分でタイピングゲームを作れるから。
子ども心に、自分で作れるって特別だと思います。
楽しさは重要なので、タッチタイピングをマスターしたら、ゲーム性の高いタイピングソフトもいいと思います。
手元を隠す
手元を見ないでキーの位置を覚えて打つように言っても、どうしても手元を見てしまいます。
打ちたいアルファベットを探して打ってしまうのです。
なので、ハンカチで手元を隠して練習させています。
手元を隠すとミスが増えますが、覚えれば早くなることを目の前でキーボードを打って見せました。
まずは左右の人差し指をキーのでっぱりにのせ、ホームポジションに手を置くことから覚えよう。
見ながらだとこの速度にはならないよ。少しずつでいいからキーの位置を覚えよう。と励ましています。
それでも嫌になってしまうこともあるため、各タイピングに合格したらシンクシンクのゲームでご褒美としました⇒コロナ休校による教材の無料サービスを使い倒して勉強中
中段左手、中段右手、中段両手とすこしずつご褒美の基準にするタイピング練習を変えていっています。
タイピングはたどたどしいですが、自動変換の助けもあってワードでの文章打ちは様になってきています。
なんとなくローマ字が分かるようになったし、よく打つキーは位置を覚えたようです。
目が悪くならないように1回あたり30分、PCを触っていいのは一日1回までとしています。
いずれ自在にローマ字打ちでPCを扱えるようになったらいいなと思います。
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