うちはタンク式食洗機を使っているのですが、蛇口が食洗機のフタに当たってしまって直接給水できません。
付属の給水カップを使って9L(9kg)もの水を毎回入れるのは重くて大変です。ラクするために食洗機を使っているのに。
でも、キッチンの水道栓は工事ができないタイプだし、蛇口にギュッと力をかけるような工夫をして蛇口が壊れるのも避けたい。
水が勝手に上に上がればいいのに…と思ったので、蛇口にも食洗機にも一切手を加えず、ホースを利用する小技を使って食洗機に給水しています。
ここでは、私がやっているホースに水を吸い上げさせて半自動でタンク式食洗機に給水する方法を紹介します。
実際の様子
こんな風に、蛇口から手ごろなナベに水を注ぎ、その水をホースで食洗機に注いでいます。
蛇口から出た水が、ホースを経由して食洗機に入っていっているのが分かると思います。
水を注いでいるのに水があふれていきません。
試しに水を止めてみると、水面が下がっていくのが見えます。
半自動で給水してくれるため、給水させながら食卓のテーブルを拭いたり、ちょこっと子どもの様子を見たり、台所を片付けたり…
給水時間をムダにせずにすむところも気に入っています。
ホースで水を吸い上げて注水する方法
準備する物
- 直径1.5cmくらいのホース50cmくらい
- 適当なサイズのお鍋や器
- 高さを調節できるもの
直径が小さすぎると給水に時間がかかるし、直径が大きすぎるとホースをセットする際に空気が入って失敗してしまいます。
なので、私はこういう柔らかくて親指で穴をふさぎやすいホースを、50cmくらいに切って使っています。
高さを調節できるなら何をおいてもいいのですが、私はシンクに置いたものを毎回洗ったり面倒なことはしたくないので…
シンクの上に渡して置くこういうのを利用しています。
食洗機を置く場所はさすがにちゃんとした高いのを置いていますが、一時的に給水のために使うだけなので長さが調整できるこういうタイプのです。
やり方
慣れるまではホースの片側を食洗機に入れるところでたまに失敗するかもしれませんが、流れとしては簡単です。
- 水を入れる容器(鍋とか)を蛇口の下に置く
- 水をいっぱいに注ぐ
- ホースをつけて中の空気を抜く
- 空気が入らないように片側を親指で押さえる
- 容器を片手で少し持ち上げ、ホースの片側を食洗機にセットする
- 容器の高さをなるべく高くなるよう蛇口下に置く
- 水道から水を容器に注ぐ
これだけで、勝手にホースが水を吸い上げて食洗機に注いてくれます。
給水後に鍋の中に水が残らないよう、食洗機がピーピーいうちょっと前に水を止めたりもします。
コツ
ホースの片側を食洗機にセットするところは、多少のコツがいります。
ホースの中に空気が入ってしまうと水が流れていかないためです。
容器の中に入れたホースの両端を少し高くして中の空気を全て抜いたら、食洗機に入れる側の穴を親指で押さえます。
ホースの穴をしっかり親指で押さえたまま食洗機の給水口に入れ、親指を外します。
親指を話す位置は、容器の水面より下です。
私は食洗機の給水口がせまくて失敗するのが面倒だったので、水を入れた容器を持ち上げて水面を高くしています。
左手でホースの先端を持ち、右手で鍋の取っ手を持って持ち上げています。だから容器は片手鍋。
サイフォンの原理
水を容器から食洗機の給水口まで移動するのは、サイフォンの原理によるものです。
サイフォンの原理は身近なところではコーヒーを入れるのに使われるほか、中学受験用の理科の問題でも使われるような仕組みです。
ホースの中が水で満たされている場合、水の入っている容器の水面とホースの端の高さに差があれば水が低いほうに流れ続けるのがサイフォンの原理です。
文章で説明するのは難しいですね。
サイフォンの原理を詳しく知りたいならこのサイトとかが分かりやすいです。
うちで使っている食洗機はPanasonicの食器洗い乾燥機NP-TSP1-Wですが、タンク式であとちょっとで水道から給水できるのに!って食洗機ならどれでもできると思います。
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