小学生の息子が、ゲスト講師を招いた授業の終わりの言葉を兼ねたお礼のスピーチをすることになりました。
どんな内容が一般的なのか調べたのですが、「子どもが」するお礼のスピーチの例文が見つからない!
出てくるのは謝恩会などでの小学校の「保護者が」するお礼のスピーチばかり…。
今後も子どものスピーチを考えることがあるかもしれないので、次回以降は困らないように調べたことや考えたこと、スピーチした内容までまとめておきます。
急に必要になるスピーチ
「お母さん、明日○○会の終わりにするお礼のスピーチ手伝って」と息子が言い出しました。
今日言われて明日が本番とか、急すぎる!もうちょっと余裕をもって教えてよ!
と愚痴っても仕方ないので、すぐにネットで検索。
ネットで探せば小学生によるお礼の例文はすぐみつかるだろうと思ったのですが。
意外とないものですね…。例文は代々先生が持っているからでしょうか?
お礼のスピーチのテンプレート
大人用のお礼のスピーチから必要な内容を考え、簡単なテンプレートを作りました。
- お礼から入り
- 会の内容に触れ
- 締めの挨拶で結ぶ
こんな流れになるでしょう。
大人のスピーチだと以下の内容も一般的ですが、子どもなので要らないでしょう。
- 自己紹介(謝恩会とか入学式とか)
- 活躍や健康を祈る言葉(来賓挨拶とか)
- 今後の抱負など(仕事の異動とか)
○○の会の閉会の言葉で児童たちの代表なのは分かるから自己紹介は必須ではないでしょう。
子どもが今後の活躍や健康を祈るのは背伸びし過ぎてる気がするし。
今後にどう生かすかも会の内容が分からなく難しいため、省きます。
子どもがするお礼のスピーチの例文
今回の会に招かれてきたゲスト講師に向けてのお礼とのことなので導入は
「本日はお忙しい中、××小学校におこしくださり、ありがとうございました。」
もしくは、会へのお礼として
「今日は○○の会を開いていただき、ありがとうございました。」
会自体を準備したのは先生方だと思うので、来賓へのお礼が強いなら上でしょうか。
会の内容に触れる部分は
「○○についての内容がとても分かりやすく、面白かったです。僕は特に××という部分が凄いと思いました。おかげで○○について楽しく学ぶことが出来ました。」
ちゃんと聞いていれば、一つくらいは印象に残る内容があるはず。
緊張してしまって内容を忘れたら真ん中はなくてもいいけれど、授業の一環なのでメモを取るはずだし、その時にカンニングペーパーにメモすればいいでしょう。
内容をもっと詳しく教えて貰えば全部作れるんだけど、○○の会があるとしか分からない親からはこれがせいいっぱい。
締めの挨拶は
「本日は本当にありがとうございました。」
例文としてまとめると、こうなります。
「本日はお忙しい中、××小学校におこしくださり、ありがとうございました。
○○についてのお話はとても分かりやすく、面白かったです。
僕は特に××という部分が凄いと思いました。
おかげで○○について楽しく学ぶことが出来ました。
本日は本当にありがとうございました。」
全部通すと150文字くらいなので、時間にすると20秒くらいのスピーチになります。
小学生の子どもとスピーチ内容をもう一度考える
テンプレート通りに考えた上の文を与えても良いのですが…せっかくの子どもが成長する機会です。
私は例文という答えを持っておきつつ、子ども本人と一緒に考えます。
「スピーチではどんな内容が必要だと思う?」と聞いて挙げてもらいます。
うちの息子は「お礼!…他に何かいうことある???」
お礼を言う対象がゲスト講師かセッティングしてくれた先生も含むかによって言葉が違うことを教えて例文を2つ教えたところこんな風に決定。
「今日は、僕たちのために○○の会を開いていただき、ありがとうございました。」
でも、その後の授業だし○○会で得たことも述べようと言ってもピンとこないようです。
「○○についてのお話は、面白いと思う?興味深いかな?ゲスト講師が来てくれるんだから分かりやすいんじゃないかな?楽しい会になるかな?」と伝えて考えてもらい、こうなりました。
「ゲスト講師のお話はとても分かりやすかったです。僕は特に××という部分が凄いと思いました。」
内容について即席でスピーチを考えるのは不安そうでしたが、カンニングペーパーにメモしたら良いと教えたら頑張れそうとのこと。
「おかげさまで○○のことを楽しく学ぶことが出来ました。本日は本当にありがとうございました。」
で〆とし、上記の内容をメモ帳に書いてカンニングペーパーを作りました。
実際に息子と話しながら決めたスピーチする内容は、こうです。
「今日は、僕たちのために○○の会を開いていただき、ありがとうございました。
ゲスト講師(講師の名前を入れるらしい)先生のお話はとても分かりやすかったです。
僕は特に××という部分が凄いと思いました。
おかげさまで○○のことを楽しく学ぶことが出来ました。
今日は本当にありがとうございました。」
私が作った文より、小学生っぽさがにじみ出ていて良い感じになりました。
半日で練習
息子が家に帰ってきてから学校に行くまでの半日くらいで練習です。
色々な本にも載っているように、スピーチは練習あるのみ!
- ゲスト講師(練習では私)の顔を見て姿勢よく立ち
- ゆっくりハッキリした声で
という2点を心がけて読み上げてもらいます。
ついでに、おじぎの練習もしました。小学生は上半身を腰から45度に折り曲げるだけでも難しいですね。
私を見てからおじぎしてと言ったら、顔だけずっと私を見ておじぎ。
ちゃんと一回下を見てと言ったら、一瞬床を見てすぐにガンつけるようにこっちを見てから身体を戻す。。。ここで笑いはいらないんだよ!
実際のスピーチ
授業の一環だったで本番は見られませんでしたが、ちゃんとできたようです。
上記の内容で大丈夫か先生にチェックしてもらうよう言って送り出しました。
ちゃんと朝から先生にカンペをチェックしてもらって、内容がOKとのお墨付きも貰ったようです。
本番ではほとんどカンペを見ることなくスピーチできたとのこと。
その後のゲスト講師のおもてなし?も任されて、一緒に給食も食べてきたそうな。
家に帰ってから「ちゃんとできたよ!こんな風に!」と一通り実演してくれました。
小5になってもまだまだ可愛いな。
そういえば、息子が人前で初めてしたスピーチは、小3で少年野球の退部時にした50字くらいのものでした。⇒約1年お世話になった少年野球を辞めました
あれから授業でのスピーチや遠足のスピーチなどを経て、ゲスト講師へのお礼のスピーチまでできるようになるとは成長を感じます。
場数を踏めば踏むほど上手になるでしょうし、これからもどんどんスピーチに挑戦して欲しいです。
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