「百ます計算って、本当に2分以内にできるの?」
「何回やれば速くなるの?」
「どのくらいの期間やれば速くなるの?」
陰山メソッドで有名な「百ます計算」を始めた頃、私はこんな疑問を持っていました。
目標タイムは「2分以内」とされていますが、実際にそこへ到達するまでに何回練習し、どのくらいの期間がかかるのか、具体的なデータは意外と見当たりませんでした。
そこで、5歳から百ます計算を始め、小2で目標を達成した息子の「全練習記録」を公開します。
たし算・ひき算それぞれの過程や、実際につまずいたポイント、遠回りして気づいた「おすすめドリル」もまとめました。
※2026年、中1になった息子のその後と、妹の挑戦についても追記しました。
百ます計算の学年別目標タイム
蔭山先生の『本当の学力をつける本 学校でできること家庭でできること』という本に載っていた目標タイムを一覧にします。
足し算も引き算も、目標タイムは同じです。
| 学年 | 目標の状態・タイム |
| 小学1年生 | 最後まで解ききること |
| 小学2年生 | 3分以内 |
| 小学3年生以上 | 2分以内(最終目標) |
4年生以上は「中学年以降なら二分以内だと算数の学習が支障ない」とあり、最終目標は2分以内といえます。
【実録】たし算:2分を切るまでの道のり

最初の壁:「やりたくない!」
最初に10×10の百ます計算の用紙を渡したとき、全くできませんでした。
「なにこれー。もんだいおおすぎー。」「もうつかれたー。」「やりたくなーい。」
と言って、10分かけても半分も進まず…。
そこで、いきなり100マスはやめて、6×2の12マス計算から徐々に増やす方法に切り替えました。
最終的に、初めて100マスを最後まで解けたのは小学1年生の11月(開始から1年3ヶ月後)でした。
かなり遠回りしました。
3分達成まで:15回(約4ヶ月)
初めて100マス完走した時のタイムは5分。
週1回ペースで続けていましたが、大きな変化はなし。
しかし、コロナ休校で毎日やるようになった途端、15回で3分を達成。
一気に伸びました。
2分達成まで:合計27回(+1ヶ月)
3分を達成してから、さらに12回取り組み。
合計27回で2分を達成しました。
頻度は2日に1回程度でした。
2分を切ったらお母さんと百ますの時間バトルをするという遊びを目指して頑張っていました。
まとめ(たし算)
- 完走まで:1年3ヶ月(回数不明)
- 3分まで:15回(4ヶ月)
- 2分まで:27回(+1ヶ月)
親の言うことを聞いて毎日取り組む子だったら、もっと早く目標タイムを達成できるのかもしれません。
うちの息子は2分や3分を達成したときは、間違いがちらほらありました。
でも、2年生も終わりに近づき2分を切るころには、ほとんど間違いはなくなりました。
今となっては、小学生の冬休みや夏休みなど、毎日できそうな時にきちんとしたドリルを買ってやらせていれば、親ももっと楽して目標タイムを達成させることができたと思います。
【実録】ひき算:たし算後は一気に伸びた

スタート時点でいきなり完走
ひき算は、たし算の百ます計算が2分を切ってから開始。
その結果…
初回から100マス完走(4分20秒)できました!
理由は
- たし算が定着していた
- 100マス形式に慣れていた
- 学年が2年生に上がっていた
この3つだと思います。
3分達成まで:12回(約2週間)
2年生の目標である3分は、5回で達成できました。
ただし、速さを気にし過ぎて間違いが多かったため、ていねいにやるように言ったら遅くなりました。
速さが安定したのは12回目頃です。
2分達成まで:合計28回(約1ヶ月)
ひき算3分を達成してから更に16回。
合計28回で、目標である2分を達成しました。
ただ、ひき算は目標タイム達成までは良かったのですが、その後が伸びません。
2分くらいを行ったり来たり、間違い数が減らず、安定しないのです。
毎日やらせると効果が高いらしいのですが、やりたがらないので上達も遅めでした。
■ まとめ(ひき算)
- 完走:1回
- 3分:12回(約2週間)
- 2分:28回(+1ヶ月)
ひき算の2分はたし算とほぼ同じ回数で到達しました。
遠回りして気づいた「もっとラクなやり方」
線と数字を書くだけではありますが…
振り返ってみると、意外と大変だったし、ここまで手書きでやる必要はなかった気がします。
今はドリルが充実しているので、最初からこういった段階的な教材を使えば、もっとラクに、もっと短期間で進められたと思います。
・10マスから始められるもの
・少しずつマスが増えるもの
・仕上げ用の百ます計算
こういった特徴の、娘のために調べておいた百ます計算のドリルを載せておきますね。
今は10マスからの問題集からあっていいですね。
3×7の21マス計算など、徐々に増えていくのが魅力。
1冊だけ使うなら、このドリルにするつもりでした。
そして、鉄板の繰り返し百ますドリル。
5年後:中1になった息子のタイムは?
百ます計算を卒業して5年。
数学が大好きになり、定期テストで100点を連発している中1の息子に、久しぶりに挑戦してもらいました。
百ます計算の結果はこちらです。
- たし算:1分06秒
- かけ算:1分00秒
思ったより時間がかかり、本人は悔しがっていました。間違いも1問ありました。

1分切りたかった!!
かつて2分切りを目指して必死だった頃を思うと、基礎体力がしっかり根付いていることを実感します。
あわせて読みたい:定期テストで数学100点をとった中1息子の勉強ルーティン

年長の妹もスタート!「拒否」を乗り越えた工夫
現在、年長の娘も百ます計算にチャレンジ中です。
でも、お兄ちゃんの時と同じようにはいきません。
「(100マスは)いや!」と、見せただけで即拒否。
工夫①:兄の力を借りる
お兄ちゃんは小学生の頃やっていたんだよと話し。
疑う娘の前で、100マス計算をやってもらいました。(上で書いたタイムでした。)
「すごい!かっこいい!」と言っていて、娘のやるも気もアップしたみたいです。
私がやるのは大変なので、息子にやってもらえてよかった。
工夫②:デザインを変える
シンプルなマスは嫌がったので、
- 新幹線デザイン
- ピンクや紫など好きな色
ExcelとCanvaでカスタマイズして作っています。
無料の画像を使って電車や消防車のマス計算も作っています。
生成AIでもっと簡単にできそうな気がしたのですが、AIは上手くいかず。あと何年かすればいけるのかな?

僕が作ってあげる!
というので任せたところ、息子は30分で作れました。
色あいにこだわらなければ、Excelだけでも作れるのですね。
現在の進み具合
せっかく選んだ百ます計算問題集でしたが、かわいさを求める娘は使ってくれませんでした。
ただ、6マス → 30マスまでは到達していて、「好き」を使うのが最大のコツだと思います。
まとめ:百ます計算は回数がカギ
実際にやってみて分かったのは、約25〜30回で目標タイムに到達するということです。
ただし、
- 毎日やるか
- 間隔が空くか
で、期間は大きく変わります。
百ます計算は、
✔ シンプル
✔ 効果が見えやすい
✔ 続ければ確実に伸びる
「回数」で伸びるとても優秀なトレーニングで、やり方次第で親の負担は大きく変わると思います。


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