息子は小3ですが、いずれは英検5級を受けさせたいと思っています。⇒「Do you ~」を「土曜」と読む小3、英検5級の勉強をはじめる
でも、最近は英語に限らず、勉強そのものをしようとせず、毎朝の5分くらいの簡単なドリルしかやりません。
英単語のアプリも1週間で一通りこなしたらやらなくなりました。
「勉強を嫌いにさせることなく、自然に学ばせる」方針のため、今度は英検のテキストを買って本棚の見やすいところに置いておくことにしました。
ひとくちに小学生のための英検のテキストといっても様々だったため、5冊の小学生向けのテキストを比較検討しました。
小学生のための英検のテキストの特徴
「小学生のため」の英検テキストに共通していたのはこの3点です。
- 全ての漢字に読みがな(ルビ)がついている
- 2色~フルカラーのカラー刷り
- 巻末に予想問題つき(本によって呼称は違う)
小学生は学年や個人によって読めない漢字も多いため、誰でも自分でテキストを読めるように読みがながついているのでしょう。
また、カラー刷りだと見やすく小学生でもとっつきやすいですし、更に見栄えの良いフルカラーのテキストもありました。
小学生向けに限定されないかもしれませんが、巻末に予想問題がついている点も共通していました。
マークシートが初めてでも本番で戸惑わないように、マークシートがついていて練習できるテキストが多いのも、低学年の小学生にはありがたいところです。
その他の点はテキストによって差があったため、それぞれについて書いていきます。
小学生向けの英検5級のテキストの比較
題名や本の帯に「小学生のため」と入っている英検5級のテキストを5冊比べます。
テキストのつくりのほか、スマホで音声が聞けるか、マークシートがついているかといった特徴も見ています。
小学生のための はじめての英検5級
小学生のためのはじめての英検5級は会話表現がメインのテキストで、全く文法的な解説がありません。
特徴
- 見た目でわかりやすい会話中心
- オールカラー
- 紙が厚くてしっかりしている
- 書いてある内容が少ない
- マークシートつき
- スマホで聞けない
息子によると小3になって初めての英語の授業から「会話」をしたらしいので、小学校の英語の授業と似た感じのテキストといえます。
ページの作りは、上半分ちょっとをオールカラーの絵がしめ、そこで交わされる会話を選ぶ形になっていて、説明は短め。下に、チャレンジ問題という本番の問題に近い形の2つ問題があります。
1Lessonは1ページ完結で、あいさつ・自分のこと・学校…など、数Lessonずつ分かりやすく区切られ、52Lessonまであります。
書いてあることは少ないものの、5W1Hについてなど他のテキストと同じ基本的な内容はおさえてあります。
単語はフルカラーの絵と共に書かれていて例文もあるため、小学生でも覚えやすいでしょう。
CDはついているのですが、スマホで聞けるデータがないのは残念なところですね。
とはいえ、紙も厚めなので、本を荒くめくってしまう小学校低学年の子でも使いやすいでしょう。
全体的に書いてあることが少なく見やすいため、小学生でも英語を嫌がることなく一人で勉強できそうです。
小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル
小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリルは小学生のためのはじめての英検5級に比べると、しっかりした英語のテキストって感じです。
特徴としては
- 自分にあてはめて覚えられる
- フルカラー
- CDつき&スマホ可
- マークシートつき
- 答えが同じページに書いてある
4ページ1Lessonからなり、初めの2ページで模範的な会話のやりとり、まね、自分に置き換え、聞き取りをします。
この模範的な会話のやりとりは、初めのページから5行あり、多いと13行と、少し長めです。
後の2ページではまずここがポイント!というまとめを読み、プチ予想問題を解きます。
イラストも多めで小学生が取り組みやすいテキストだけれど、一人で取り組むのは難しそうです。
Lessonは13まで、数や月、曜日などの単語は載っていますが単語だけのページは無く、単語を覚えるためのこういうテキストが必要になります。
問題の答えが同じページに書かれていて、子どもが一人で解くと、考えずに答えを見てしまいそうなところが残念です。
とはいえ、答えを指で隠したり、あらかじめふせんを貼るなどすれば問題なく、親子で取り組むときに向いているテキストでしょう。
英検5級が1冊でしっかりわかる本
初めて受ける小学生にぴったり!と書かれていたのですが…とても文字数が多く、小学校低学年や中学年には向かない本です。
特徴は
- 文字数が多い
- 解説が詳しい
- 文法が学べる
- マークシートつき
- CDつき&スマホ可
初めのページから「be動詞」の説明が出てくるなど、文法から入ります。
解説は詳しいですが、小学生がこの文字数をしっかり読んで理解するのは難しそう。
Lessonは22まであり、説明が続いた後にまとめの練習問題があります。
低学年や中学年には厳しそうですが、小学6年生なら使いこなせるかもしれません。
英検5級 を ひとつひとつわかりやすく。
「小・中学生のための解説+予想問題」と帯にある通り、中学生でも使えそうな内容です。
特徴は
- 手書き風のイラスト
- 2色刷り
- 単語の回もあり
- 覚えてすぐ問題を解ける
- CDつき&アプリあり
- マークシートなし
- スピーキングへの対応なし
2ページで1日分、左に吹き出しのある絵を使った覚えたい英語の説明、右に本番に近い形の予想問題があります。
重要な単語は初めのうちには1日使う回としてもあり、途中からはもっと!5級の重要単語としてまとまっています。
ただ、単語のページは一部しか絵が無く、ずらーっと並んでいるため、楽しく単語を覚えるとはいかなそうです。
また、2015年から導入されたスピーキングテスト(合否には関係なし)の対策は載っていません。
2013/4/30発行のため、少しテキストが古く最新の内容ではない点は気になります。
ただ、内容を覚えてすぐに問題を解けるほか、予想テストが途中に6回に分けてはさまっているため、この本一冊で本番形式の問題になれることができるでしょう。
いちばんわかりやすい 英検5級まるごと問題集
「小・中学生におすすめ!」と帯に大きくあったので手に取りました。前半は文法や表現をまとめたテキストになっています。
特徴は
- テキストと問題が半々
- 冊子が一回り小さい
- フルカラー
- 赤チェックシートつき
- CD&アプリあり
- マークシートなし
前半には13のまとめがあり、1つの見出しごとにポイントが説明された後に、やってみようという簡単な問題を解きます。
ところどころに会話や場面のイラストがあり、てきどに空白があって見やすいです。
主語がIならbe動詞がamなども軽くまとめられています。
後半の練習問題は、左に問題、右に赤文字で答えがあり、付属の赤チェックシートで答えを隠して何度も解けるかたちです。
文法から教えるならこの本が良いと思いますが、今までの4冊よりサイズが一回り小さく、小学生なら高学年向けだと思います。
まとめ
小学生のための英検5級のテキストを5冊比べた結果、低年齢向けから順に並べるとこうなりました。
「小学生のための」と入っている上の二冊は小学校低学年~中学年むけ、下の三冊は小学校高学年~中学生向けといえます。
本棚にしのばせて本人に読ませるなら、小学生のためのはじめての英検5級が良さそうです。
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