小学生になると勉強が始まって、私はちゃんとついていけているか、苦手ができてないか気になりました。
なので勉強に関する本をメインに読んでいました。
そして、子どもが7歳ごろには中学受験をするかしないか、塾に通わせるか通わせないか考えるための知識が必要なことに気づきました。
というのも中学受験のための塾のカリキュラムは小学校3年生の2月、つまり子どもが8歳~9歳から始まります。
しかも大手中学受験対策塾はけっこう難しい「入塾テスト」があってそのための勉強時間も必要になるからです。
私はちょっと読むのが遅かったのですが、7歳くらい読むのがちょうどよいと思ったので、中学受験に関する本もここで紹介しておきます。
受験について想像できる「中学受験しようかなと思ったら読むマンガ」
中学受験に挑む以下の4パターンの家族の日常がマンガで描かれています。
- 私立中堅校に挑戦する山吹家
- 公立中高一貫校に挑戦する赤城家
- 最難関女子校に挑戦する白田家
- 受験をやめる決断をする青山家
我が家は受験するとしたら公立中高一貫校なので、赤城家が近いです。
公立は適性試験ⅠⅡⅢとかいう区分があるらしいとか、全く知らなかったです。
中学受験は親も子供も大変だな、というのが一番の感想でした。
中学受験向きかどうか5つの判断基準、点数が悪い時に子供にかける言葉などのお役立ち情報も載っていました。
最新の知識が詰まった『令和の中学受験 保護者のための参考書 』
ここまで令和の中学受験は違うのか、と驚く本です。
首都圏中学入試の偏差値上位校といえば一番に来るのは開成だと思っていたのですが、この本で筑波大附駒場の1強になったとか初めて知りました。偏差値が2離れたのですね。
「中学受験向きの子、不向きな子」という章の結論が向き不向きは子どもではなく保護者にあるという結論だし、えー?と思うところもありますが、内容はデータが豊富ですし一読に値します。
あ、目次はちょっとキャッチ―な感じにしてあるため当てにしない方がいいと思います。
志望校の選び方の章の最後には「わが子に合う」学校は、おそらく存在しませんと言い切られています。「わが子に合う」学校を選ぶために親は頑張って探しているのに、それを書いちゃダメじゃないでしょうか。選び方は書いてはあるけれど。
本気で中学受験するなら、読んでおくと良い本だと思います。
受験塾の知識をつけるなら『中学受験基本のキ!』
SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーの4つの塾をまとめて四大受験塾というとか、初めて中学受験を意識する人が知っていおきたい内容が多いです。
中学受験に備えて子供を四大受験塾に通わせたい親向けのガイドブックと言えるでしょう。
- 4年生:基礎作り(慣らしに半年)
- 5年生:全分野の学習
- 6年生:志望校特訓
とかの方針はもちろんのことカリキュラムも載っているし、どの塾を選んだらよいか迷っているときや短期講座を検討するときなどに役立つと思います。
ただ、最後に書いてあったおすすめの併願校を見て、私には中学受験させる覚悟が無い事を知りました。
例えば開成を受験する場合の併願校含めた日程は…合格可能圏80%以上の場合、1/20 市川→1/22 渋谷幕張→2/1 開成→2/2渋谷渋谷②または聖光または栄光→2/3筑波大駒場→2/5攻玉社(特別)みたいな感じに載っています。
中学受験はだいたいどの中学校でも本命1校、その他5校くらいを受けるのが推奨されていました。私は大学受験だって国立私立1校ずつだったのに。。。
低学年のうちに国語なら音読と黙読がスムーズに、算数なら計算がスピーディーにできるようになっておくと良いなど、中学受験しなくてもためになる内容もありました。
家庭学習の悩みにドンピシャ『3男1女 東大理III合格百発百中 算数 国語 絶対やるべき勉強法』
教科を算数と国語に絞って、家庭学習で大切なことを短く分かりやすくまとめてある本でした。
本文中に『何が書いてあったかを尋ねられたら「1けたのたし算が一番大事と書いてあった」と言ってかまわない』なんて書いてありましたが、それ以外にも家で子供に勉強を教える時に迷うことをスパッと解決してくれる、ためになる内容がたくさんです。
たとえば、当時息子は小学一年生の漢字のドリルをやっていました。漢字に親しめればいいと思って与えたため、書き順が違っていても注意していませんでした。
でも、「漢字は筆順が大事」「 最初が肝心」とあったので、正しく書こうねってその都度言うことにしました。
数の概念や足し算について「子どもには難しい教科書の算数理論」という形でとりあげられていて、初回は理解できないのが普通なのか!なんて思ったりとか。
とにかく、さすが子供を東大に入れた佐藤ママは違うな。と思わせる、内容はもちろん説明の仕方まで分かりやすい本でした。
小見出しごとに対象学年が書いてあるので、今必要な部分のみをサッと読めるのも良かったです。
確実にかけ算九九を覚えさせる方法が載っている『3男1女東大理Ⅲ合格百発百中絶対やるべき勉強法 』
初めは女の子に特化した内容でしたが、途中からは性別によらず小学生になる子供に役立つ内容が満載でした。
早速九九の歌をとりいれ、歌だけで息子は苦労することなく九九を覚えました。
最も印象に残ったのは、佐藤ママの愛情の深さです。
九九の段階で得意も不得意もありません。~中略~よその子がすぐに覚えてしまって、わが子が10回やっても覚えられないなら、20回繰り返します。極端な話、1000回必要だったら1000回やったらいいのです。根気よく子供に寄り添って九九を1000回見てくれる人は、お母さんの他にはいないのです。
3男1女東大理Ⅲ合格百発百中絶対やるべき勉強法 P171~P172より
言ってることは最もなのですが…これができる親ってそうそういませんよね!?
20回…いえ、100回くらいまでなら、私も見てあげられると思います。ただ、1000回となると、その前にこの子は勉強が不得意なのだろうと諦めると思います。
1000回もやらせると子供が嫌がりそうですが、そこを工夫するのが佐藤ママ。
子供の反復勉強にエンピツだけでなくクレヨンやマーカー、クーピーなど色々なものを使わせるというのも目からウロコでした。
書くものが変わるだけで気分が変わって楽しく練習できるとのこと。うちの息子は反復練習が嫌いと思っていましたが、工夫が足りなかったことにも気づけました。
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』
本のタイトルにもなっている、小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」とは、読書のことでした。
ただ、読書さえすればどんな本でも良いわけではなく、説明文を読むのが大切で図鑑は説明文の読書にならないらしい…。
息子が小1だった頃のお気に入りの『ざんねんないきもの事典』はノンフィクションの説明文だからぴったりでした。
漢字は全てふりがな(ルビ)がふってあるため、漢字練習が嫌いな小1息子も読めていたし。
シリーズ化されているため、その後、『もっとざんねんないきもの事典』と『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑 』も買いました。
小3になろうとしている頃にこの読み返したら、親は国語的な会話をこころがけ、ひとつの文を長くして話した方が良いという文が目に付きました。
たとえば「あれとって」ではなく「先週スーパーで買ってきた、テレビの横にある、青い箱をとって」というように。
「テストは自分の間違いを発見するためにあるから、×があったらこれでまた一つ自分が賢くなると思うといい。」と声をかけるなど、子どもがいいかげんにやりがちなドリルの丸付けについての対策も載っていました。
『絶対学力 「9歳の壁」をどう突破していくか?』
子供の頭をかたくする早期教育を否定し、考える力を養うことの重要性を説いた本です。
中学受験の塾通いも小3や小4からでなく、小6夏からをすすめています。
私がやりたいタイプの中学受験はコレだ!って思いました。
小1~小3までは、見てみて聞いてを大切にすることで、考える力が育ち、その後すべての学習の基礎となるようです。
読み聞かせは最低でも小3までとのこと。小1になって本を自分で読んでくれて楽になったなーって思っていましたが手抜きし過ぎたようです。
自分で読むと、読むほうに集中してしまい、お話を100%楽しめないそうです。
久しぶりに寝る前の読み聞かせをしたら、息子に喜ばれました。
さて、うちの息子はセンチメートルやミリメートルの問題が苦手です。
『絶対学力』では、「キロキロ(k)とヘクト(h)デカ(D)けた…」といった語呂合わせによる覚え方と、単位の意味の教え方が書いてありました。
表を見せて、唱えさせたところそれなりに覚えてくれました。
この本は、息子が小学6年生になって学力が高く、受験する気がありそうなら、その頃にもう一度読みたいと思います。
いじめに対処する方法も載ってる『花まる学習会式1人でできる子の育て方』
4歳から9歳を対象としていますが、7歳くらいで読むと丁度良い内容だと思います。
小学校に入ってから心配だったことの一つにいじめがあります。
私は息子がいじめられないように、ということも理由の一つで空手を習わせています。
この本にはいじめに関する内容もあり
- いじめられたらどうするか
- いじめてしまったらどうするか
- 実際のいじめの事例
などが載っていました。
例えば、いじめられる子は「やめて」が言えないことが多く、「やめて」を言う練習をさせるなどの方法が言及されている感じです。
その他、キャンプが良いとは聞くけれど、何故良いのか、具体的にどんな感じに成長するのかなども詳しく載っていました。
親主導の受験を理解させられる『受験は母親が9割』
母親の強靭な精神と肉体があれば、受験に成功するのだろうと思える本です。
これだけやれば確かに母親が9割かもしれません。
私も佐藤ママとスタンスが似ていますが、同じことはできません。
4時半起床なのに子供が勉強している間は起きていてあげたいから2時就寝もザラ…とか全く同じことをする気になれないというか、できません。
後半には色々なノウハウが載っています。
- 地理の勉強はるるぶ
- 歴史の勉強は歴史マンガ
社会が苦手な私からするとなるほど!と思えたので、この2つをすぐ取り入れました。
おかげで息子は小4になって地理の都道府県を覚えるのに苦労する友達が多い中、楽勝だったそうです。そのうち歴史も役に立つといいな。
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