「先取りって、学校の授業がつまらなくなるんじゃ?」
「親が教えると、すぐケンカになってしまう……」
そんな不安を感じながらも、わが家では幼稚園年長から小学校1年生にかけて、塾に頼らず家庭学習で先取りを進めてきました。
結論から言うと、先取り学習は子どもの「自信」を作る強い武器になっています。
ただし同時に、親の関わり方ひとつでやる気を壊す“毒”にもなり得ると感じました。
この記事では、算数・国語のリアルな進み方、6歳男児の「想像以上に高いプライド」との向き合い方、そして学校生活やテストで見えたことまで、実体験ベースでまとめています。
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どこまで進んだ?算数と国語の「凸凹な現実」
わが家で先取りを始めたのは、幼稚園年長の後半です。
特別な教材や塾は使わず、市販ドリルを中心に進めました。
結果として、算数はかなり順調に進み、小学2年生の内容まで小1の時点で終わりました。
一方で、国語は漢字なんとなく書けましたが、文章読解は珍解答の連続で苦戦していました。
幼児の文章読解は「できない」のではなく、「自分の感情で上書きしてしまう」という面白い現象が起きていたのです。
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ちなみに、「小学校で学べば大丈夫だろう」と放置した結果……
中学生になった今も、この「感情上書きグセ」は続いてしまっています。
定期テストでも国語だけが足を引っ張る形になり、順位が伸び悩む原因に。
「読解力」だけは、算数のように短期間で詰め込むことができないと痛感しています。

この反省を活かし、下の子(娘)は国語にもしっかり力を入れていく予定です。
最大の壁は「6歳男児のプライド」
先取り学習を進める中で、教材以上に影響が大きかったのが「親の声かけ」でした。
うちの息子、とにかくプライドが高い!
- 思い通りにいかないと消しゴムで紙をぐしゃぐしゃにする
- 間違いを指摘すると、手で隠して「これでいいの!」とキレる
- 「難しいね」と言うと「じゃあやらない!」と逃げる
ここで私が学んだのは、「正解を教えること」を捨てることでした。
「NGワード」を封印したら、子供が動き出しました。
「違う」「ダメ」「難しい」……。これらの言葉を封印し、「あれぇ?」「どうなるんだろう?」という“とぼけ戦術”に切り替えたところ、息子が自走し始めました。
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補足:兄妹でも全然違う!「×」への反応
ちなみに、下の子である娘は、兄とは正反対。
間違い(×)を指摘されても「あ、そうなんだ〜」と意外に寛容なんです。
「プライド配慮」が必要なのは、性格による部分も大きいのかもしれません。
子どもによって対応は大きく変わります。
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「授業がつまらなくなる」は本当か?
先取り派が一番恐れる「学校軽視」の問題。わが家の場合、全くの杞憂でした。
息子は「学校の勉強、難しいこともあるよ!」と楽しそうに帰ってきます。
知っている内容でも、
- お友達と一緒に解く楽しさ
- 制限時間内にブロックを動かす必死さ(本人談:わたたたっとなる)
など、家庭学習では得られない刺激が学校にはあったからです。
テストで見えた「先取りの限界」
そんな中、軽い気持ちで受けたのが全国統一小学生テストです。
結果は正直なところ、思ったより取れませんでした。
特に苦戦したのは、初見の思考力問題や語彙を問われる問題です。
ここで強く感じたのは、「解き方を知っている」と「初めての問題に対応できる」は全く別
ということでした。
でも、受けて良かったです。
本人は「100点じゃなかったけど、次も受けたい!」と、テストを「楽しいイベント」として捉えることができたからです。
この経験から、英検などの検定も楽しいテスト!として取り組んでいくことになります。
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結論:先取り学習の「本当のメリット」
やってみて分かったのは、先取りの価値は「早く覚えること」そのものではないってことです。
先に進んでいることで、
- 学校の授業に「余裕」という心の余白が持てる
- 子供の「つまづきポイント」を親が深く理解できる
- 「間違えても、自分で直せば大丈夫」という自己肯定感が育つ
やれば伸びるけれど、無理強いは禁物。
完璧を求めず、「ズレや間違いを親子で楽しむ余裕」こそが、家庭学習を継続させる一番のコツでした。
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