切迫早産による入院が1ヶ月を超え。
入院が長くなるにつれて辛くなったのが、点滴のもれと、それに伴う点滴針の差しかえでした。
3回も針を刺すのを失敗されたり、せっかく差しかえたのに半日しかもたなかったり。
苦しみながら気づいた、もれにくい、一発で点滴針の差しかえをしてもらうためのコツを書きます。
一発で点滴針を刺してくれる人にお願いする
一発で点滴針を刺してくれる人にお願いするのがベストです。
どうやって見分けるか?というと…
私の経験上、一発で点滴針を刺してくれるのは次の人たちでした。
- ICUの看護師さん
- ベテランの先生
ICUの看護師さん
ICUの看護師さんは、プロ中のプロです。
私がICUに入っていた半月、一回も!差しかえを失敗されませんでした。
3日に一度の差しかえなので、5回くらいは差しかえたのに、必ず一発で点滴針を刺してくれました。
ICUの看護師さんは、自信がないと、ベテランの看護師さんを連れてきてくれたのも大きかったかもしれません。
ICUにいるときは、点滴の差しかえを心配する必要はないでしょう。
ただ、普通病室に移ってから、ICUの看護師さんに差しかえをお願いするのは至難のわざかもしれません。
普通病室の、担当してくれてる看護師さんを敵にまわすのは避けたいところ。
そうすると、先生を呼んでもらうのがベストです。
ベテランの先生
お医者さま、つまり、ベテランの先生も、一発で点滴針を刺してくれます。
研修医の先生は…個人差があります。
失敗されたし、看護師さんも、研修医の先生が一発で刺せたらラッキーと言っていました。
お願いのしかた
私がお願いしていた言い方は
「ベテランの先生に差しかえをお願いしたいです…!ベテランの!先生で…!」
というものです。これで、だいたいはベテランの先生 を連れてきてくれました。
渋られた場合は「私の血管、細いらしくて…この間、3回差しかえ失敗して、こんな感じに内出血しました…」って変色したとこらを見せたりも。
続いては、差しかえに失敗しがちな人の特徴も書いてみます。
差しかえ失敗しがちな看護師さんの特徴
一般病棟を担当されている看護師さんが、みんな点滴針の差しかえに失敗するわけではありません。
ICUと兼任している看護師さんもいますし。
ただ、何度か失敗されるうちに、なんとなく失敗する看護師さんの特徴がつかめてきました。
こんな看護師さんは、失敗される前にチェンジをお願いする方がいいと思います。
- 点滴針を2本以上持ってくる
- トレーに生理食塩水が乗ってる
- 血管を探して迷っている
ICUの看護師さんや、ベテランの先生は、点滴針を1本しか持ってきません。
なぜ、2本持ってくるのか?それは、失敗してもいいようにです。一発で点滴針を刺す自信がないってことですね。
点滴針を2本持ってきたら、アウトです。
トレーに針が2本見えたら、先生にお願いしたいと伝えましょう。
小心者な私は、2本失敗されてから先生にチェンジをお願いして、無駄な内出血と針あとをこしらえました。
点滴セットに、10mlくらいのオモチャの注射みたいな見た目の、生理食塩水が乗ってる場合も危険です。
生理食塩水は、点滴針が血管に刺さったかを確認するために使われます。
これも、ICUの看護師さんや先生は持ってきません。
一発で決める人達は、本物の点滴をつないで、確認します。生理食塩水というワンクッションをおきません。
点滴針が血管に刺さってないのに生理食塩水を入れようとすると、激痛が走ります。針を刺す痛みが吹き飛ぶレベルです。
万一断りきれず、生理食塩水で確認をする場合は、ゆっくりお願いします!って言いましょう…。
また、針を刺す前の手つきと目つきも違っています。
一発で決める人達は、血管を選び、状態を確認して見えます。
んー、この血管はまだ固めかな…ここは?痛くない?みたいな感じに。
一方、危なげな看護師さんは、血管細いですねえ。どこなら刺せるかなぁ…的な。
血管を探されている間に、私のノミの心臓は震え上がり、全身に冷や汗が…。
あくまで主観ですが、こんな感じに差があります。
血管をいかに残すかが快適な切迫早産の入院生活のカギ
私が思うに、血管をいかに使える状態で残すかが、快適な入院生活を送るカギです。
切迫早産で入院している間は、基本的に点滴は外せません。
どんなに血管や腕が傷んでも。
状態のいい血管や腕が傷むと、どんどん細い血管、もれやすい場所に点滴針がうつっていきます。
右手がもれたから左手に、そこも半日でもれたから再び右手に…とかなると、両手共に痛いし、動かせなくて、大変です。
点滴がもれまくって、ただでさえ少ない使える血管を差しかえ失敗でダメにされるのは避けたいところです。
私のように、合計4回も短期間で差しかえをされ、「あぁ、あの時、先生にお願いしていれば三本は血管が残ってたのに」とか後悔しなくてすむよう、早めに先生にお願いすることをおすすめします!
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