世の中には好きなだけゲームをさせてコントロールするという方法もあるようです。
でも、ゲームには夢中になる要素が詰め込まれているし、ゲーム中心の生活になるのは想像にかたくないです。
うちでもほんのちょこっとだけ試してみたのですが、私の堪忍袋の緒がキレそうだったので、実践例をネットで調べてみました。
好きなだけやらせてみる?
前に感想を書いた『子育てベスト100』にも、好きなだけやらせるというアドバイスがありました。⇒子育てベスト100を読んだ感想
『宿題や家の手伝いをきちんとやった後でなら、気がすむまでゲームで遊んでよい』といったルールにするほうが、自分でゲームとの付き合い方を工夫するような望ましい行動をうながすことができる
『子育てベスト100』
ただ、「◯◯の後なら気がすむまでやっていいよ」と伝えることでコントロールする方法は、なかなか難しいと思います。
平日は確かに自由時間がそれほどないため大丈夫そうですが、うちでは休日に試してみたところ、丸々一日ゲームに費やしていました。
9歳の息子は寝食を惜しんでゲームをし、頭痛や吐き気を訴えてきました。
1回体調不良になっても懲りることなく、またその次の日も…。
これ、無理じゃない?本当にこのやり方が上手くいくの?
ということで、無制限にさせた例を調べてみたのです。
無制限にやらせた例1
数年で親がゲーム漬けの心配をしなくて済むようになった、成功例がありました。⇒ハピママ
ただ、このご家庭はアウトドアに秀でていて、年間のべ200〜300人の親子等と関わり、自然の中で年間50〜60日は身体を動かすようです。
環境が整っているから無制限でも大丈夫なのであって、一般家庭のわが家では難しそう。
記事自体は自己コントロール訓練を根気強く行う、他の楽しみを無数に教えるなど参考になる内容でした。
無制限にやらせた例2
ガチでゲームに飽きるまで、無制限にやらせてみたご家庭の例もありました。⇒ガイル大佐の『マイノリ』ブログ
ゲーム依存にも不登校にもならず、いじめにもあっておらず、成績も中の上くらいとのこと。
フォートナイト(小学生に人気の戦うゲーム)が飽きるまでの時間は620時間超だったようです。
ただ、このブログによると「フォートナイトに飽きた」だけで、フォートナイトの前はスプラトゥーン2、その後は他のゲーム…
これ、無制限にやらせてもゲームし続けていて、ゲーム漬けの心配が残ってる気がします。
私が思うような、ゲーム自体に飽きる成功例ではありませんでした。
無制限にやらせた例3
こちらは無制限にするも親の忍耐袋の緒が切れて、制限ありに変更した例。⇒ワーママライフ
5年生の子に、最低1時間の勉強をする代わりに、ゲームを遊び放題にしたようです。
ただ、ゲームを先にして勉強を後回し、寝るまでに約束した勉強が終わらず。
フォートナイトでイジメに巻き込まれて学校に呼ばれ。
大変な思いをして途中でルール変更し、1年以上経ってもフォートナイトにハマっているようで、無制限成功にはならなかったみたいです。
私がゲーム無制限にしたとしたら、このご家庭みたいになる未来が見えます…。
好きなだけゲームさせるのは難しい
子どもに制限なく好きなだケームさせることによる成功例は、ほとんど見当たりませんでした。
見つけられた成功例は特殊なご家庭の「無制限にやらせた例1」のみです。
息子と同じ学年の子のブログを見ていると、中学受験するご家庭は5分10分も惜しんで勉強、食事中も勉強、なんてところもあるのに…。
いずれはそういう子たちと大学受験で競わなくてはならないのに、1つのゲームタイトルあたり620時間超もさせることはできません。(というか、勉強するよう考えなきゃ)
簡単にできるようならやらせてみたかったですが、やっぱり、「うちでは無制限にゲームをさせるのは無理!」という結論に達しました。
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