3学期の終業式に貰ってくる、1年の成績の総まとめともいえる通知表。
5年生の通知表のうちの国語・算数・理科・社会・英語からなる5教科の評価が予想外に悪くて…
1日悩んだのですが、学校に電話してみました。
納得できたし今後の課題も分かったため、問い合わせてよかったです。
通知表の評価方法は?
Gakkenさんのページとかあちこちのサイトを見て、2020年度から小学校の通知表が変更されたことは知っていました。
現在は、他の子と比べる「相対評価」から基準値を決めて出す「相対評価を加味した絶対評価」に変わり、先生の主観が成績を左右しにくくなっています。
3つの項目(観点)に分かれていて、ネットで調べた限り基本的な評価の仕方はこんな感じ。
- 知識・技能:基礎問題の出来(主にテストの表面の点)
- 思考・判断・表現:応用問題の出来(主にテストの裏面の点)
- 主体的に学習に取り組む態度:先生の主観(授業態度とか)
先生だって人間。好みがありますから、先生の主観による一番下の項目は何になっても仕方ないでしょう。
所見で発表や友達への態度が褒められていた英語も「主体的に学習に取り組む態度」は「普通」ですし。所見の内容は普通に「さすがだね!」とか褒めました。
あ、息子が授業中にふざけて心配していた算数は「主体的に学習に取り組む態度」が「良い」でした。発表や友達との教え合いなどが評価されたのでしょうか。
私がおかしいと思ったのは、上の2つの観点。
「知識・技能」と「思考・判断・表現」です。
テストがほぼ100点でも「普通」評価
息子のカラーテストの点数は、ほぼ満点です。
1問~2問くらい間違ったり、数字や文字が汚かったりして減点を受けたりしますが、表は100点裏は50点のことが多いです。
主にカラーテストの点数から評価されるなら、「知識・技能」「思考・判断・表現」共に「良い」になるのでは…?
テストは点がとれても、授業内容が理解できていない?家で理科社会を勉強させてないせい??算数と英語の先取りは一旦ストップして理科社会の勉強時間を作るべき???
(所見は息子から聞いていた学校での様子の通りだったし、褒めました。)
どうしても、5教科に「普通」が多いのが気になります。理科に至ってはオール「普通」です。
学校に電話するか迷う
そして、調べて目にするのが「通知表に疑問がある場合は担任の先生に問い合わせてみましょう。」という文言。
先生に問い合わせるのって普通なの?クレーマーというか、モンペっぽくない?
なるべく電話せずに済ませたいため、一晩かけてじっくり通知表の評価基準について調べました。
テストの点数以外では以下の項目が評価に影響すると考えられますが…
- 宿題→必ずやって出している(注意されるのが嫌らしい)
- 忘れ物・提出忘れ→ない(注意されるのが泣くほど嫌らしい)
- 小テスト→ほぼ満点(テストのたびに点数を喜び勇んで教えてくる)
- 授業態度→聞く感じは大丈夫そう(心配だった算数は大丈夫だったし)
- 積極性→挙手や発言はある(本人も先生も言っていた)
何が問題で成績が悪いのか分かりません。
息子の授業態度や積極性が、客観的に見ると問題があるとか?でも、所見で褒められてるし。
もしかして、全統小の上位陣レベルを要求しているとか?公立の小学校なのに?どこで判断されてる?全く分かりません。
自分ではどこが出来ていないのか判断つかなかったので、意を決して学校に電話することにしました。
通知表について学校に電話
何を話したら良いか分からなくならないよう、上記のことを紙にまとめてから電話しました。
電話は早い方がいいらしいので、通知表を貰ってきた翌日、春休み初日の朝からかけました。
時間がたつと評価に使ったデータがすぐに出て来なかったりするから、問い合わせるなら早い方がいいらしいです。
春休み初日
私「おはようございます。」
学校「おはようございます。」
私「5年○組の息子の母です。いつもお世話になっております。」
学校「お世話になっております。」
私「すみません、昨日息子が貰ってきた通知表が思っていたより悪くて…テストは100点が多いのですが…何が悪かったのか、どうしたら良いのかを教えて欲しいのですが…」
学校「担任の先生を呼びますので、しばらくお待ちいただけますか?」
焦りのあまり、担任の先生に聞くことを電話口に出た方に聞いてしまいました orz
言うべきは「5年○組の担任の先生はいらっしゃいますか?」だったのに!
この日は担任の先生がお休みで、後日お電話くださることになりました。
春休み2日目
いつ電話が鳴るか分からずドキドキ。
やっぱり電話しなきゃよかったかな…と1日の間に何回思ったか。
朝8時半くらいに電話がかかってきました。
初日と変わらない挨拶から入り、けっこう長く話しました。
ハッキリ基準を話しにくいのか、初めの頃は回りくどい話し方でよく分からず。
ノートが成績に入ると言われ、どれか1項目だと思って話がかみ合わなかったりしました。
最終的には息子の詳細な判断基準となった点数とかも教えてもらって、理解できました。
あと、息子は「ていねいさ」を身に着けるのが良いとのことで終わりました。
ほぼ100点をとっても「良い」にならなかった理由
担任の先生の評価基準はノートが全項目で重要視されていたのが、「普通」評価の理由でした。
具体的にはこんな感じだったようです。
- 「知識・技能」はテストの表面と普通の授業のノート評価の1:1での平均
- 「思考・判断・表現」もテストの裏面と振り返り部分のノート評価の1:1での平均
- 「主体的に学習に取り組む態度」は授業中にしっかりノートをとっているか
この評価方法なため、ノート評価の点数が低い息子は全てが「普通」になったようです。
例えば…「良い」の基準が85点、テストの表の平均が95点、ノートが70点の場合。
「知識・技能」の点数は(95+70)÷2=82.5点となって、「普通」になると。
4年ぶり?に息子のノートを確認したところ、確かに酷かったです。
字が汚くて、色もほぼ鉛筆のみで真っ黒。ずらずら~と文で書いてある。小1の時はもう少しきれいだったような。。。
こんなにノートを重要視されることがあるとは、目からウロコでした。
小学生の内は過程を大事にしたいということかもしれません。←ノート重視の理由は聞いていないです。
あとは説明は言葉を尽くして、ていねいにするのが望ましいとのこと。
私は説明だったら簡潔に分かりやすくと真逆のことを教えています。ごめんよ息子。
【感想】学校に問い合わせて良かった
結果として、私は学校に問い合わせて良かったです。
誤った判断で息子にムダな勉強時間を費やさせることにならずホッとしています。(問題集のお金と、丸付けとかにかかる私の時間や労力もムダにせずに済みました。)
先生に教えてもらえなければ「普通」が並ぶ通知表を見て、理科と社会の授業内容を自宅で勉強する必要があると勘違いしたまま突っ走るところでした。
というか勘違いし、通知表をもらって1日半の間に毎日の勉強に追加する理科社会の問題集をどれにするかまで既に息子と話し合っていました。。。
やるべきは授業内容の予習復習ではなく、ノートの改善だとハッキリしました。
うちは中学受験しないので中学校に入ってから内申がとれるように、文字をていねいに書くことを含めてノートの対策を始めました。
先生にはお手数をおかけしましたが、通知表の基準について教えて貰えて本当に良かったです。
通知表が予想外に悪くてこのブログにたどり着かれた方は、思い切って学校に問い合わせてみるのがおすすめです。
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