本屋さんで『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』という本を見つけて気になったので読んでみました。
VERY (ヴェリィ) 2021年 02月号でも、この本と性教育についてとりあげていますね。
性教育は3歳~10歳の間に始めるとよいらしく、うちの息子は8歳なのでいいタイミングです。
一冊だけだと偏るかもしれないので、他に『おうち性教育はじめます』という本と『赤ちゃんはどこからくるの? 親子で学ぶはじめての性教育』という本も読んみました。
『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』の感想
性教育のメリットや教え方をわかりやすく書いてある、性教育を始めようと思わせる本です。
この本を読んで一番驚いたのは、世界的な権威であるユネスコの性教育開始年齢が5歳ということです。ちなみに、全てを教え終わるのは18歳以上みたいですね。⇒ユネスコの公式ページへ
この本では、3歳~10歳の間が日本の子どもの性教育に適してるとのこと。3歳とか早くない?
とはいえ、うちの息子はもう8歳なので、ぼちぼち始めたいところです。
性教育の水着ゾーン
性教育において、性に関する部分を水着ゾーンとしていて、この本では、「口、胸、性器、おしり」の4ヶ所を水着ゾーンとしています。
男の子でも胸と口も範囲なのですね。
調子にのりまくる息子に伝えたら「え~!?口が水着ゾーンなの?水着で隠すの?」とか言って水着をかぶる気がします。
今までは水着で隠れるところを水着ゾーンと教えていたのです。
どうやって教えようか考えていたところ、『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』という本では「プライベートパーツ」という名前になっていました。
口と胸も含めて、プライベートパーツとして教えなおすことにしました。
子どもに教えること
子どもにどのように教えるかも順序だてて載っています。
まず、水着ゾーンは自分にとって大切な場所だと徹底的に教える。
- 他人に見せても触らせてもいけない
- 無理やりしそうな人は危険な人で、大声を出して逃げなきゃいけない
- 危険な人に会ってしまったら、親や先生など大人に知らせる
そして、友達にとっても同じだし、外では水着ゾーン関係の話や見せることはダメ。って教えればOKのようです。
教えることがいっぱいありすぎると覚えられないので、程よい量でいいですね。
それと、答えに詰まったら「いい質問だね」と返すのがいいらしい。
『おうち性教育はじめます』の感想
ほとんどの内容がマンガで書いてあって読みやすい性教育の本です。
マンガではあっても真面目に書いてあり、「性教育は『いのち・からだ・健康』の学問」とか紹介されています。
そして、繰り返し伝えることが大切とのことです。
プライベートパーツの伝え方
プライベートパーツは前に書いたように、口・胸・性器・おしりで、伝え方についても詳しくのっています。
例えばこんな感じに言うと良いようです。
- 大事なところだから自分で優しく洗ってね
- プライベートパーツを傷つけないようにパンツとシャツでくるんであげよう
- お母さんのプライベートパーツを触っていいんだっけ?
- プライベートパーツは人に見せないよ
うちの息子は小さい頃は女の子みたいにかわいくて、男の子にキスされたりもしていました。それに、女の子にもしていたし…⇒息子が幼稚園でキス魔になったらしい
幼稚園でチューは容認されていたようだけど、もっと早くこの本を読んで教えてたら良かったかな。
NO・GO・TELL
それと、身の守り方としてNO・GO・TELLを日常的に伝えると良いようです。
- NO:はっきりと拒絶
- GO:逃げる
- TELL:もし「秘密だよ」と言われても信頼できる大人に話す
『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』の最も大事と書かれてることとほぼ同じですが、NO・GO・TELLは語呂が良くて覚えやすいと思います。
『赤ちゃんはどこからくるの?』の感想
ここまでの2冊はどちらも親向けの本でしたが、『赤ちゃんはどこからくるの? 親子で学ぶはじめての性教育』は子ども向けの本です。
文字が大きく、すべての漢字にフリガナがふってあります。
子どもが興味を持ちそうなことが1つの疑問につき見開き1ページになっていて、ちょっとしたマンガ形式のところもあるのでスラスラ読めそう。
内容は、身体のしくみ→女の子の話→男の子の話→いのちの話→自分を守る話→心の話となっています。
親が全てを真面目に教えるより、こういう本を読ませつつ、たまに話す方がいいかな?と思い、息子にすすめてみました。
が。
本屋さんで「こういう本どう?こないだ聞いてきた赤ちゃんがどこから生まれるのかとかが詳しく載ってるよ!」って見せたところ「買うなら図鑑の方がいい」とバッサリ。
息子は本好きなのに…。私が直接話すしかないようです。
8歳の性教育はじめました
ということで、8歳の息子に性教育を始めました。
「水着ゾーン(性器とおしり)に胸と口をあわせて、プライベートパーツって言うんだよ。プライベートパーツは人に見せがり触らせたりしちゃダメで、無理やりくる人からは逃げて、お母さんに教えてね。」
と言ったところ。
口も見せちゃダメなんだ?プライベートパーツなんだよね?と。。。
「…口はちょっと例外だけど、普段はマスクしてるよね?マスクを無理やり外させようとする人がいたら危険だよ!」と答えておきました。しょっぱなから難しい。
え~。水着ゾーンとか、恥ずかしいから見せないよぉ。とかも言ってましたが、ならばなぜ、お風呂上りにハダカで踊ってるのだ…。
しかも、本には恥ずかしいから見せるのではなく、思いやりに欠ける行動で、嫌だと思う人がいるからダメと教えようって書いてあったのですよね。
ま、まぁ、完璧じゃなくていいし、ぼちぼち伝えていこうと思います。
女の子なのに~とか言ったときに、LGBTについても少し話してみました。
サラッと読んで始めたいなら、この本がおすすめです。
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